転職エージェントは併用しよう！複数利用を伝えるコツや併用するメリットを徹底解説

転職活動を始める際、転職エージェントを何社利用すべきかで迷う人は多いのではないでしょうか？

僕自身も、最初は「転職エージェントを複数併用するとデメリットが大きいのでは…」と不安に感じていました。

そこでこの記事では、合計で10社以上の転職サービスを利用した筆者が、複数併用するメリット・デメリットや複数併用を伝えるコツをわかりやすく解説します。

ぜひこの記事を参考に、上手にエージェントを使い分けて転職の成功確率を高めていきましょう！

なお、僕自身は転職エージェントを複数社併用して使い倒したことで、営業職→データアナリストという未経験転職にも関わらず108万円以上の年収アップに成功しました。

転職活動を成功させたい人は、まずは転職エージェントに複数登録して自分に合ったエージェントかどうかを比較検討してみるのがおすすめですよ。

【結論】転職エージェントは複数併用してOK！

結論から言うと、転職エージェントを複数併用することは完全に「OK」です。

むしろ転職を成功させるためにエージェントの複数併用はほぼ必須といえます。

なぜなら、複数併用することによってさまざまなメリットを受けられるからです。

ここでは、転職経験者の利用実態や、複数利用を上手く伝えるコツについて見ていきましょう。

転職経験者は平均で約2.3社に登録している

リクルートエージェントが行ったアンケート調査では、利用者の平均登録数は約2.3社で、複数併用する人が過半数を占めています。

※計算式：1社×26.6%＋2社×33.1%＋3社×26.1%＋4社×7.0%＋5社×7.0%＝2.341社≒2.3社

出典：リクルートエージェント『転職エージェントは何社利用するのが良い？』

また、人材サービスを手がけるセオリーズ株式会社の調査では、「3社以上の併用で満足度が上がり、転職成功率も高まった」という結果▼も出ています。

出典：THEORIES社『転職エージェントは3社使うべき』

実際に筆者自身も転職エージェント3社に登録し、非公開求人やサポート体制、アドバイザーとの相性などを比較できました。

転職活動で自分に適したアドバイザーや求人を見つけるには、「相見積もり」的な感じで複数の視点から比較するのがおすすめです。

転職エージェントに複数利用を上手く伝えるコツ

まず大前提として、他のエージェントも利用していることは正直に伝えましょう。

透明性が高まり、各転職エージェントとの信頼関係が築きやすくなります。

ただし、上手に伝えないと「裏切っているような印象」を持たれかねません。

伝え方が難しい人は、以下▼のように自然に伝えるのがおすすめですよ。

転職エージェントを複数併用するメリット

転職エージェントを複数併用することは、転職活動の成功率を高めるために有効な戦略です。

ここでは、転職エージェントを複数併用する主なメリットを3つご紹介します。

①自分に合ったエージェントが見つかる

複数のエージェントを登録することで、あなたのキャリア志向や価値観に合ったアドバイザーに出会える可能性が高まります。

アドバイザーにも、経験や知識の差、価値観や対応スタイルの違いがあります。

仮に相性が合わないアドバイザーに当たった場合、1社だけでは転職活動が停滞するリスクが生じかねません。

僕自身も複数のエージェントとキャリア面談をしましたが、中には希望の方向性を理解してくれない担当者もいました。

②非公開求人を含む幅広い求人をチェックできる

企業は採用戦略を外部に知られたくない場合や応募者を絞りたい場合に、求人を非公開で出すことがあります。

また、1社の転職エージェントにしか出さない「独占求人」と呼ばれる求人も存在します。

複数のエージェントを使えば、各社が保有する非公開求人まで含めた求人情報にアクセス可能です。

非公開求人や独占求人は応募者数が限定されているため、

• 面接まで進みやすい
• 面接の日程調整の融通が利きやすい

といったメリットを受けられます。

③各エージェントの得意領域の使い分けができる

各転職エージェントには得意としている業界・職種・年代などがあり、複数併用することで自分の志望に合わせた使い分けができるようになります。

• 「総合型」エージェントで幅広い求人情報を得つつ
• 「特化型」エージェントで業界特有の面接対策や専門知識に基づいたサポートを受ける

といった使い分けをすると、より効率的に転職活動を進めていけるでしょう。

データアナリストのようなIT業界・IT職種への転職を目指す人は、以下▼のエージェントが特におすすめです。

転職エージェントを複数併用するデメリット

転職エージェントを複数併用することで得られるメリットは多いですが、少なからずデメリットや注意点も存在します。

ここでは、転職エージェントを複数併用するデメリットを解説していきます。

①転職のスケジュール管理が煩雑になる

複数のエージェントを併用すると、面談や連絡、求人紹介のタイミングが重なり、スケジュール管理が煩雑になりがちです。

特に現職と並行して転職活動を進める場合、限られた時間の中で効率的に調整するのは難しくなります。

そのため、GoogleカレンダーやNotionなどのITツールを活用して、効率的に日程調整できる環境を整えておくことをおすすめします。

②アドバイザーとのやり取りが増える

転職エージェントを複数使うと、その分アドバイザー（担当者）とコミュニケーションを取る時間が増えます。

各エージェントに自分の経歴や希望条件を都度更新する必要があり、同じ説明を繰り返すうちに疲れてしまうことも少なくありません。

やり取りに時間を取られては本末転倒なので、最終的な“利用”段階では1社〜3社程度に絞っておくのがおすすめです。

③同一求人に応募してしまうリスクがある

転職エージェントを複数使うと、異なるエージェントから同じ求人を紹介されることがあります。

もし同じタイミングで紹介された場合は、より信頼できるエージェント経由で応募すれば問題ありません。

しかし、紹介された時期がずれると、気づかないまま同一求人に二重応募してしまうリスクがあります。

【重要】転職エージェントを複数併用する際のポイント3選

複数の転職エージェントを使うことは、転職成功の大きなカギになります。

ただし、上手に管理しないと情報が多すぎて混乱するリスクもあるので、注意が必要です。

以下では転職エージェントを複数併用する際の重要ポイントを解説します。

最終的には1社～3社程度に絞っておく

登録だけなら4社〜6社でも問題ありませんが、実際に併用する転職エージェントは1社〜3社に絞るのがおすすめです。

アドバイザーとの相性や求人の質を比較しながら、書類選考・面接と進むにつれて徐々に利用するエージェントを絞っていきましょう。

複数利用していることをアドバイザーに伝える

実際に利用する転職エージェントを決めたら、担当のアドバイザーには「複数のエージェントを利用している」と正直に伝えましょう。

「伝えたらサポートが手薄になるのでは…？」と不安に思う人もいるかもしれません。

ですが、転職希望者の多くが複数のエージェントを利用しており、アドバイザーもその点は十分理解しているので引け目を感じる必要はありません。

むしろ複数利用していることを伝えないと、

• 他エージェントの面談日などを把握できず、日程調整がうまくいかない
• 同じ求人を断った理由が共有されず、希望とズレた求人を紹介される

といった問題が発生し、あなたにとっても不利益につながる可能性があります。

最初のキャリア面談の際に聞かれることが多いので、、正直に伝えておくのがおすすめです。

アドバイザーに対して丁寧な対応・連絡を心がける

転職エージェントのアドバイザーも“人”です。

職務経歴やスキルだけでなく、「この人を応援したい」と思える求職者を優先的に企業に推薦するものです。

そのため、連絡には丁寧かつスピーディーに対応することが大切。

返信が遅れると「本気度が低い」と見られ、サポートの優先度が下がる可能性もあります。

目安としては、出られなかった電話は当日中に折り返し、メールやLINEは2日以内に返信しましょう。

積極的な姿勢を見せることでエージェントとの信頼関係も深まりますよ。

【Q&A】転職エージェントの複数併用に関するよくある質問（FAQ）

転職エージェントを複数併用するとき、多くの人が同じような不安や疑問を抱きます。

ここでは、多くの転職希望者が気になりそうな質問を6つピックアップしました。

• 転職エージェントは何社まで登録して大丈夫？
• 登録したら必ず求人を紹介してもらえるの？
• 途中で合わないエージェントを利用停止しても問題ない？
• 「総合型」と「特化型」どちらも登録すべき？
• 転職サイトも複数併用したほうが良い？
• 企業側に他のエージェントも使ってることはバレない？

まとめ：転職エージェントを複数併用して転職の成功確率を高めよう！

転職活動を成功させるには、転職エージェントを1社に絞らず複数併用するのが効果的です。

複数を使うことで、自分に合ったエージェントと二人三脚で転職活動を進められます。

転職エージェントは完全無料で利用でき、登録手順も簡単です。

まずは3社〜4社に登録して比較検討し、あなたに合ったサポートを受けながら活動を進めてみてください。

転職エージェントを複数併用して、あなたが転職活動で成功できることを心より願っています。

転職でキャリアに輝きを！

最後まで読んでいただき、ありがとうございました！