Tableauであいまい検索(部分一致)フィルターを作成する方法【Tableauノウハウ】
Tableauユーザーの皆さん、こんにちは!
Tableauのダッシュボード上であいまい検索をしたいと思った時、普通のフィルターだと完全一致しかできず困った経験はないでしょうか?
また、1フィールドのみであれば「ワイルドカード一致」で実現できるものの、複数フィールドの中から検索する項目を選びたい時はデフォルトの機能では実現することができません。
そこでこの記事では、あいまい検索(部分一致)フィルターを作成する方法をご紹介します。
- あいまい検索(部分一致)フィルターを作る方法を知りたい人
- Tableauの新たな技術の習得をしたい人
- 業務でTableauを使う「データアナリスト」という職種に興味がある人
この記事を参考に、Tableauで簡単にあいまい検索のフィルターを作成できるようにしていきましょう!
Tableauのスキルを向上させる最も効率的な方法は、実務経験を積むことです。
そのため、スキルアップが見込める会社に転職をしてTableauに関する様々なプロジェクトを経験していくのがおすすめ。
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完成イメージ
完成イメージは上図のとおりです。
検索項目を4つの選択肢から選んだうえで、調べたい単語を入力すると、その単語を含むレコードのみの実績に絞ることができました。
Tableau Publicにも完成形を公開していますので、是非あわせてご覧ください!
Tableauであいまい検索(部分一致)フィルターを作成する手順
それでは実際に、Tableauであいまい検索(部分一致)フィルターを作成する方法【Tableauノウハウ】Tableauでフィルターの一括リセットボタンを作成する方法を、順を追って解説していきます。
手順1:ダッシュボードを作成する
ダッシュボードを作成します。
あいまい検索用のフィルターを設置できるようなダッシュボードであれば何でも大丈夫です。
今回は下図のような売上ダッシュボードを作成しました。
手順2:検索項目指定用のパラメーターを作成する
検索項目を指定するためのパラメーターを作成します。
今回は、[顧客ID][顧客名][製品ID][製品名]の4フィールドを選べるようにしたいため、下記のようにパラメーターを作成しましょう。
- 名前:★検索項目指定
- データ型:文字列
- 許容値:リスト
手順3:あいまい検索用のパラメーターを作成する
実際にあいまい検索を行う(入力する)ためのパラメーターを作成します。
下記のようにパラメーターを作成しましょう。
- 名前:★あいまい検索
- データ型:文字列
- 許容値:すべて
手順4:検索フラグ用の計算フィールドを作成する
検索フラグ用の計算フィールドを作成します。
計算フィールドの作成から、以下の計算式を作成しましょう。
★検索フラグ
IF [★あいまい検索]=””
THEN TRUE
ELSEIF [★検索項目指定]=”1″
THEN CONTAINS([顧客 Id],[★あいまい検索])
ELSEIF [★検索項目指定]=”2″
THEN CONTAINS([顧客名],[★あいまい検索])
ELSEIF [★検索項目指定]=”3″
THEN CONTAINS([製品 Id],[★あいまい検索])
ELSEIF [★検索項目指定]=”4″
THEN CONTAINS([製品名],[★あいまい検索])
END
CONTAINS関数を使って、[★あいまい検索]に入力した値が各フィールドの値に含まれているかを判定する式です!
手順5:各シートに「検索フラグ=真」を入れる
[★検索フラグ]は真偽値のフィールドであり、これを各シートのフィルターに入れて「真」のみにすることで、あいまい検索した時に「入力した値を含む文字列」に絞れるようにしていきます。
これを、フィルターを適用させたい全シートに追加します。
今回は、ダッシュボード内にある3シートすべてに適用させました。
手順6:ダッシュボード上に表示する
ダッシュボードに移動し、手順2と手順3で作成した2つのパラメーターをダッシュボード上に表示させます。
必要に応じて、パラメーターのタイトルを下図のように変更しておきましょう。
手順7:完成(動作検証)
以上で完成です!
例えば、検索項目を「製品名」にし、あいまい検索で「Apple」と入力すると、[製品名]にAppleという文字列が含まれるレコードの売上実績のみに絞ることができました。
なお、今回のようにパラメーターをフィルターとして使用した際、検索入力時点ではなく、「適用ボタン」をクリックしてから各シートの値が変化するようにもできます。
パラメーターの適用ボタンの作成方法について、詳しくは上記▲の記事で解説してますよ!
まとめ
この記事では、Tableauであいまい検索(部分一致)フィルターを作成する方法について詳しく説明しました。
手順に沿ってTableauを操作していくことで、初心者でも簡単にあいまい検索フィルターを作成できるようになるでしょう。
ぜひこの方法を活用して、ダッシュボードにおける情報検索の利便性を高めていきましょう!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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