Tableauで棒グラフの軸ラベルを交互に配置して見やすくする方法【Tableauノウハウ】

Tableauで棒グラフの軸ラベルを交互に配置して見やすくする方法【Tableauノウハウ】

Tableauで横軸型の棒グラフを作成した時、軸ラベルの文字が密集していて見づらいと感じた経験はないでしょうか?

また、文字サイズを小さくしたり、文字を折り返したりしてみるものの、いまいち見づらさが改善されずに悩んでいる人も多いことでしょう。

そこでこの記事では、棒グラフの軸ラベルを交互に配置して見やすくする方法をご紹介します。

この記事はこんな人におすすめ
  • 棒グラフの軸ラベルを交互に配置して見やすくする方法を知りたい人
  • Tableauの新たな技術の習得をしたい人
  • 業務でTableauを使う「データアナリスト」という職種に興味がある人
ちるとも

この記事を参考に、Tableauで棒グラフの軸ラベルを交互に配置して、見やすさ(UI/UX)を改善しましょう!

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目次

完成イメージ

完成イメージは上図のとおりです。

棒グラフの軸ラベルの高さを1つおきに順番に変えていくことで、すべての軸ラベルがスッキリと見えるようになりました。

ちるとも

Tableau Publicにも完成形を公開していますので、是非あわせてご覧ください!

出典:Tableau Public(ちるとも)

Tableauで棒グラフの軸ラベルを交互に配置して見やすくする手順

それでは実際に、Tableauで棒グラフの軸ラベルを交互に配置して見やすくする方法を、順を追って解説していきます。

STEP

手順1:棒グラフを作成する

まずは基本的な棒グラフを作成します。

今回は、顧客別の売上を降順に並べたうえで、売上Top30の顧客でフィルターをかけた棒グラフを作成しました。

STEP

手順2:新しい計算フィールドを作成する①(INDEX)

軸ラベルに番号を付けるために、新しい計算フィールド(下記)を作成します。

★INDEX()
INDEX()

また、作成した[★INDEX()]をマークカードの「ラベル」に追加します。

STEP

手順3:新しい計算フィールドを作成する②(modulo)

手順2で付与した番号に対して、奇数と偶数で分けるために、新しい計算フィールド(下記)を作成します。

★modulo
IIF([★INDEX()]%2 = 1,’奇数’,’偶数’)

また、作成した[★modulo]をマークカードの「ラベル」に追加します。

ちるとも

ちなみにmoduloは、日本語で「剰余(割り算の余り)」を意味します!

STEP

手順4:新しい計算フィールドを作成する③(ラベル位置)

軸ラベルの位置(長さ)を作るために、新しい計算フィールド(下記)を作成します。

★ラベル位置
IIF([★modulo] = ‘奇数’,-100000,-300000)

ちるとも

後で二重軸にしてy軸のマイナス方向に伸ばしたいので、「-(マイナス)」にしています!

STEP

手順5:[★ラベル位置]を行シェルフに追加する

手順4で作成した[★ラベル位置]を、行シェルフにドラッグ&ドロップします。

また、以下の操作を順に行いましょう。

  • 二重軸にする
  • 棒グラフに戻す
  • 軸の同期をする
  • ヘッダを非表示にする
STEP

手順6:マークカードにあるフィールドを整理する

マークカードに入っている各種フィールドを整理します。

以下の操作を順に行いましょう。

  • 「合計(売上)」の色にある[メジャーネーム]を削除する
  • 「★ラベル位置」の色にある[メジャーネーム]を削除する
  • 「★ラベル位置」のサイズを最小にする
  • 「★ラベル位置」のラベルに入っている[★INDEX()]と[★modulo]を削除する
  • グラフのヘッダーを非表示にする
STEP

手順7:[名字]と[名前]のフィールドを作成する

「★ラベル位置」のラベルに顧客名を入れる必要がありますが、確実に名字と名前の間で改行できるように、「名字」と「名前」のフィールドを新しく作成します。

以下の操作を順に行いましょう。

  • データソースペインで、[顧客名]を右クリック>カスタム分割 をクリック
  • 「区切り文字の使用」に半角スペースを入れ、「2列」にする
  • 作成された2つのフィールド名を変更する
  • [名字]と[名前]を、「★ラベル位置」のラベルにドラッグ&ドロップする
STEP

手順8:[★ラベル位置]の表計算を修正する

表計算が壊れてしまうため、表計算を編集します。

以下の操作を順に行いましょう。

  • 行シェルフにある[★ラベル位置]を右クリック>表計算の編集 をクリック
  • 特定のディメンションで、[名字]と[名前]にも✓を入れる
STEP

手順9:完成(ラベルの整理)

最後に、ラベルの中身を整理して完成です!

以下の操作を順に行いましょう。

  • 「合計(売上)」の色にある[★INDEX()][★module]を削除する
  • 「合計(売上)」のラベルに[売上]を追加する

以上で完成です!

STEP

手順10:【応用】棒グラフの大きさに応じて動的にラベルの長さを変える

手順4では、定数値である「-100000」や「-300000」を使いましたが、実際はデータの大きさに応じて動的にラベルの長さが変わってくれると便利でしょう。

そこで、WINDOW_MAX関数を使って動的にラベルの長さを変える方法を実装してみます。

作成した[★ラベル位置]を、下記([★ラベル位置_2])の内容に変更しましょう。

[★ラベル位置_2]
IIF([★modulo] = ‘奇数’,WINDOW_MAX(SUM([売上]))/-30,WINDOW_MAX(SUM([売上]))/-10)

なお、ここで使用した「-30」と「-10」については、実際の画面サイズなどにあわせて適切に変更してください。

ちるとも

僕の場合は偶数と奇数の長さを3倍にしたかったので、その比率は守りつつ、後は数字を少しずつ変えながら調整しました!

最後に、以下の操作を順に行って完成です。

  • [★ラベル位置_2]を行シェルフに追加し、右クリック>表計算の編集 をクリック
  • [★ラベル位置_2]の特定のディメンションで、[名字]と[名前]にも✓を入れる
  • [★INDEX()]の特定のディメンションで、[名字]と[名前]にも✓を入れる

まとめ

この記事では、Tableauで棒グラフの軸ラベルを交互に配置して見やすくする方法について詳しく説明しました。

手順に沿ってTableauを操作していくことで、初心者でも簡単に棒グラフの軸ラベルを交互に配置して見やすくできるでしょう。

ちるとも

ぜひこの方法を活用して、棒グラフにおける軸ラベルの“見やすさ”を向上させましょう!

これからTableauをより一層使いこなしていきたい人は、今すぐ転職エージェントに登録してスキルアップが見込める会社への転職を検討しましょう。

ちるとも

TableauやSQLのスキルを持つデータアナリストは今後も非常に高い需要が見込まれているので、年収アップできる求人も見つかりやすいですよ!

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ちるとも

現役Tableauデータアナリストの僕がおすすめするデータ分析の本5選については、上記▲の記事も参考にしてみてくださいね!

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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