Tableauの円グラフで全体に占める割合を個別に表示する方法(ゲージ風)【Tableauノウハウ】

Tableauで円グラフを作成した時、それぞれの項目([都道府県]であれば「東京都」や「北海道」など)が全体の何%を占めているのかを個別に表示させたいと思った経験はないでしょうか?
Tableauのデフォルトの機能では、1つのディメンションに対して1つの円グラフ内でしか表現できません。
そこでこの記事では、「ゲージグラフ」のような、円グラフで全体に占める割合を個別に表示する方法をご紹介します。
- 円グラフで全体に占める割合を個別に表示する方法を知りたい人
- Tableauの新たな技術の習得をしたい人
- 業務でTableauを使う「データアナリスト」という職種に興味がある人

この記事を参考に、Tableauの円グラフで全体に占める割合を個別に表示できるようにしていきましょう!
Tableauのスキルを向上させる最も効率的な方法は、実務経験を積むことです。
そのため、スキルアップが見込める会社に転職をしてTableauに関する様々なプロジェクトを経験していくのがおすすめ。



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完成イメージ


完成イメージは上図のとおりです。
各出荷モードの売上(棒グラフ)の隣に、それぞれが全体の何%を占めているのかを「数字」と「割合(円グラフ)」両方で表現することができました。



Tableau Publicにも完成形を公開していますので、是非あわせてご覧ください!
Tableauの円グラフで全体に占める割合を個別に表示する手順
それでは実際に、Tableauの円グラフで全体に占める割合を個別に表示する方法を、順を追って解説していきます。
手順1:棒グラフを作成・複製する
まずは基本的な棒グラフを作成します。
今回は、出荷モード別の売上(棒グラフ)を作成し、降順に並べ替えました。


また、このワークシートを複製して2シート用意しておきましょう。
手順2:列シェルフに簡易表計算を使う
列シェルフにある[合計(売上)]を右クリック>簡易表計算>合計に対する割合 をクリックします。


手順3:[合計(売上)]を行シェルフに移動する
列シェルフにある[合計(売上)]に対して、以下の操作を順に行います。
- 行シェルフに移動させる


- 連続→不連続に変える


- 書式設定で、色と小数点以下を修正する


手順4:グラフタイプを「円グラフ」に変更する
グラフタイプを「円グラフ」に変更します。


また、マークカードの「ラベル」にある[合計(売上)]を右クリック>簡易表計算>合計に対する割合 に変更しましょう。


手順5:新しい計算フィールドを作成する(1 – %)
ディメンション(今回は[出荷モード])の各項目に対する「全体に対する割合」を算出するために、新しい計算フィールド(下記)を作成します。
★1-%
1 – SUM([売上])/TOTAL(SUM([売上]))


手順6:メジャーバリューをマークカードに追加する
マークカードの調整を行います。
以下の操作を順に行いましょう。
- メジャーバリューをマークカードの「角度」に追加する


- ラベルにある[合計(売上)]をメジャーバリューシェルフの中に入れる


- メジャーバリューカードの中で、上記([合計(売上)])と[★1-%]以外は全て削除する


- [メジャーネーム]を「色」に追加する


- メジャーバリューカードにある[★1-%]を右クリック>表計算の編集 をクリック


- 特定のディメンションを選択し、[出荷モード]に✓を入れる


手順7:色を調整する
円グラフの色を調整します。
以下の操作を順に行いましょう。
- マークカードの「色」>色の編集 から、「表(下)に沿った売上の合計の%」を青色(=円グラフに付けたい色)に、「出荷モードに沿った★1-%」を白色にする


- マークカードの「色」>枠線 から、青色(上記の「表(下)に沿った売上の合計の%」で付けたい色を同じ色)にする


手順8:ダッシュボードを作成する
最後に、ダッシュボードに追加して完成です。
「浮動」にしたうえで、
- 手順1で作成したシート(棒グラフ)
- 手順7までで作成したシート
を並べましょう。


以上で完成です!


まとめ
この記事では、Tableauの円グラフで全体に占める割合を個別に表示する方法について詳しく説明しました。
手順に沿ってTableauを操作していくことで、初心者でも簡単に円グラフで全体に占める割合を個別に表示できるようになるでしょう。



ぜひこの方法を活用して、Tableauにおける円グラフの利便性を高めていきましょう!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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