Tableauでフィルターの設定を一括でリセットする方法【Tableauノウハウ】
Tableauユーザーの皆さん、こんにちは!
Tableauのダッシュボード上でフィルターを複数設置した際、毎回1つ1つフィルターをリセットするのが面倒だと感じた経験はないでしょうか?
データソースのサイズによってはフィルターを1つ戻すだけで数十秒時間がかかるため、UXの観点からも望ましくないでしょう。
そこでこの記事では、ダッシュボード上に設置したフィルターの設定を一括でリセットする方法をご紹介します。
- ダッシュボード上に設置したフィルターの設定を一括でリセットする方法
- Tableauの新たな技術の習得をしたい人
- 業務でTableauを使う「データアナリスト」という職種に興味がある人
この記事を参考に、Tableauで簡単にフィルター設定を一括リセットできるようにしていきましょう!
Tableauのスキルを向上させる最も効率的な方法は、実務経験を積むことです。
そのため、スキルアップが見込める会社に転職をしてTableauに関する様々なプロジェクトを経験していくのがおすすめ。
事業会社よりも、データ分析のコンサルティング会社への転職の方がおすすめですよ!
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完成イメージ
完成イメージは上図のとおりです。
フィルター設定後にリセットボタンを1クリックするだけで、すべてのフィルターが元の状態(すべてに✔が入っている状態)に戻りました。
Tableau Publicにも完成形を公開していますので、是非あわせてご覧ください!
Tableauでフィルターの設定を一括でリセットする手順
それでは実際に、Tableauでフィルターの設定を一括でリセットする方法を、順を追って解説していきます。
手順1:ダッシュボードを作成する
ダッシュボードを作成します。
複数フィールドのフィルターを設置できるようなダッシュボードであれば何でも大丈夫です。
今回は下図のような売上ダッシュボードを作成しました。
手順2:フィルターを表示する
フィルターを設置します。
今回は、[オーダー日(年)][カテゴリ][サブカテゴリ]の3フィールドをフィルターとして使用します。
手順3:リセットボタン用のシートを作成する
リセットボタン用のシートを作るために、新しいワークシートを開きます。
マークカードの空白部分をダブルクリックし、「’リセット’」と入力してEnterを押します。
次に、マークカードの「詳細」として作成されてしまうので、「テキスト」に変更します。
最後に、下記の手順に沿って書式設定を行い、ボタンの書式を調整しましょう。
- 画面サイズを標準→ビュー全体 に変更
- Viz(ビュー)を右クリック>書式設定 から、網掛け>既定>ワークシート で色をグレーに変更
- マークカードのテキスト>… から、テキストの色を白色に変更し、フォントサイズを18ptに変更
- マークカードのテキスト>配置 から、水平方法を「中央」に変更
手順4:リセットボタンをダッシュボードに表示する
手順3で作成したリセットボタンを、ダッシュボード上に表示します。
手順5:フィルターアクションを設定する
画面上部にあるダッシュボード>アクション から、フィルターアクションを設定します。
アクションの追加>フィルター から、下記のようなフィルターアクションを作成しましょう。
- ソースシート:リセットボタン
- アクションの実行対象:選択
- ターゲットシート:ダッシュボード上の全シート
- 選択項目をクリアした結果:すべての値を表示
- フィルター:「選択したフィールド」にし、[年(オーダー日)][カテゴリ][サブカテゴリ]を追加
手順6:リセットボタンの選択を自動解除する
手順5までの状態でフィルターをかけてからリセットボタンをクリックすると、正しくフィルターがリセットされるものの、下図のようにリセットボタンがハイライト(選択状態)されてしまいます。
再度フィルターをかけるにはリセットボタンをもう一度クリックする必要があり、操作性(UX)が若干悪くなってしまいます。。
そのため、リセットボタンをクリックした時の選択状態を自動で解除し、1クリックのみで元の状態に戻せるようにしましょう。
具体的な手順については、以下の記事を参考にしてください。
手順7:完成(動作検証)
以上で完成です!
フィルター([年(オーダー日)][カテゴリ][サブカテゴリ])を設定した後、リセットボタンを押してみると、ハイライトされずにフィルター条件がリセットされました。
まとめ
この記事では、Tableauでフィルターの設定を一括でリセットする方法について詳しく説明しました。
手順に沿ってTableauを操作していくことで、初心者でも簡単にフィルターの設定を一括でリセットできるようになるでしょう。
ぜひこの方法を活用して、ダッシュボードにおけるフィルター設定の利便性(UX)を高めていきましょう!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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