Tableau 2024.2の主な新機能をご紹介!Tableau Plusについても解説
Tableauユーザーの皆さん、こんにちは!
今回は、2024年7月にリリースされたTableau 2024.2の主な新機能について詳しくご紹介します。
この記事では、現役データアナリストである僕が、Tableau初心者の人でも分かりやすいように解説します。
Tableauはデータ分析やビジュアライゼーションの強力なツールとして広く使われていますが、2024.2ではさらにその機能が強化されました。
新しい機能を理解し、活用することで、あなたのデータ分析が一層効率的かつ効果的になること間違いなしです。
- Tableau2024.2の新機能について知りたいTableauユーザー
- これからTableauを導入・利用しようと考えている人
- 業務でTableauを使う「データアナリスト」という職種に興味がある人
僕自身の所感も交えて紹介しているので、ぜひ気軽に最新情報をチェックしてみてください!
Tableauを活用したデータアナリストは収入も高く、フルリモートやフルフレックスなど自由度も非常に高いので、みんなにおすすめしたい職種です。
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Tableau Desktop【2024.2 新機能】
まず初めに、Tableau Desktopに関する主なアップデート情報です。
2024年7月にリリースされたTableau 2024.2では、多くの新機能が追加され、データ分析の精度や効率がさらに向上しました。
今回のアップデートは、特にビジュアル分析やジオスペーシャル分析に焦点を当てており、初心者でも簡単に高度な分析が行えるように設計されています。
なお、今回ご紹介する3つの機能は、Tableau CloudやTableau Serverでも利用可能となっています!
Viz Extensions(Viz 拡張機能)
Viz Extensionsは、Tableauのビジュアライゼーションの可能性を大幅に広げる機能です。
Tableau2024.2から、シートのグラフタイプで「Viz拡張機能」が選択できるようになりました!
これにより、サンキーダイアグラムやレーダーチャートなど、Tableauの標準機能では対応できないビジュアルタイプを簡単に作れるようになります。
利用できるビジュアルは、Tableau Exchangeで提供されているViz Extensionsです!
例えば、Tableau 2024.2でサンキーダイアグラムを作成する場合、以下の3ステップで簡単に利用できます。
拡張機能の追加>Sankey>開く を順にクリック
ディメンション(例:[地域]と[顧客区分])をマークカードの「レベル」にドラッグ&ドロップ
メジャー(例:[売上])をマークカードの「リンク」にドラッグ&ドロップ
マルチファクター分析
マルチファクター分析は、「マルチファクトリレーションシップ」を使用し、複数のファクトテーブルに複数のディメンションテーブルを共有したデータモデルを使った分析を指します。
ファクトテーブル(Fact Table)
- ビジネスプロセスの量的側面を捉えたテーブル
- 売上、数量、利益などの計測可能なデータを含む
- 各行は特定のイベント(例:販売トランザクション)を表し、ディメンションテーブルと結合するためのキーを持つ
ディメンションテーブル(Dimension Table)
- ファクトテーブルの計測値を文脈で説明するためのテーブル
- 顧客名、日付、製品情報などの記述的なデータが含まれる
- 「誰が」「何を」「いつ」「どこで」といった質問に答えるための情報を提供する
複数のファクトテーブルを使用する場合、Tableau 2024.1までは各ファクトテーブルが(複数ではなく)単一のディメンションテーブルに関連付けられている場合にのみ対応可能でした。
今回のアップデートにより、複数のディメンションテーブルへの関連付けも可能になり、複雑なデータモデリングが実現できるようになっています。
ラインバッファー
ラインバッファーは、ジオスペーシャルデータ(地理空間データ)の分析を強化する新機能です。
これにより、「現在の位置から●km以内に何があるか?」といった質問に答えられるようになります。
Tableau2024.1までのバージョンでは、点のバッファー(住所や緯度・経度など特定の地点)は使えたものの、道路やパスなどのライン用バッファーが利用できませんでした。
Tableau2024.2では、「BUFFER」という関数にラインストリングのジオメトリを渡せるようになったことで、指定した半径のラインバッファーを生成できます。
これにより、例えば「新しい道路建設に伴う周辺住民や周辺施設に与える影響を可視化する」などのシナリオに役立ちます。
運送業界や都市計画など、幅広い分野での応用が期待されますね!
Tableau Prep【2024.2 新機能】
続いて、Tableau Prep Builderに関するアップデート情報です。
Amazon S3への書き出し
Tableau Prep 2024.2では、CSVやParquet形式のファイルを直接Amazon S3に書き出すことができるようになりました!
例えば、企業がAmazon S3をデータレイクとして活用している場合、データの移動がスムーズに行えるため、データストレージと分析機能が強化されます。
また、既存のS3データに上書き保存することも可能で、データの更新作業が一段と簡単になります。
Tableau Cloud【2024.2 新機能】
続いて、Tableau Cloudに関するアップデート情報です。
スペルチェック機能
出典:Tableau公式『Tableau2024.2の新機能』
この機能は、Tableauユーザーから非常に高い需要があり、Tableau Communityでは5,100ポイント以上を獲得しました。
スペルチェック機能は、ダッシュボード内で使用しているすべてのフリーテキストエディタ(テキストやツールヒント、ラベルなど)に適用されるため、テキストミスの減少に繋がるでしょう。
Tableau CloudだけでなくTableau Serverでも利用可能であり、すべてのユーザーにとって有用なツールとなります。
なお、現時点では日本語のスペルミスには対応しておらず、英語のみのようです。
Tableau Public【2024.2 新機能】
最後に、Tableau Publicに関するアップデート情報です。
ファイルのローカル保存
Tableau2024.1まで、Tableau Publicはローカル保存ができず、ワークブックを保存したい時は必ずTableau Public(Webブラウザ上)へパブリッシュする必要がありました。
しかし、Tableau 2024.2より「ファイルのローカル保存」が可能となり、ワークブックを自身のローカルデバイスに直接保存できるようになりました。
オフライン環境でも作業ができるようになり、インターネット接続に依存せずにデータ分析ができます!
この機能は、特に学生や非営利団体、資格試験の受験者など、幅広いユーザーにとって便利なツールとなります。
【新サービス】Tableau Plus(Tableau +)で使える主な機能
2024年7月頃より、突如として「Tableau Plus(Tableau +)」という新サービスが発表されました。
この新サービスは、データ分析の可能性を広げるために設計されており、特にAIを活用した機能が充実しています。
ここでは、Tableau Plusで利用できる主な機能について説明します。
Tableau Plus(Tableau +)とは?
Tableau Plus(Tableau +)とは、Tableauの新しいサブスクリプションサービスです。
このサービスは、標準のTableau機能に加えて、以下のような「ユーザーがより効率的にデータ分析を行えるようにサポートする機能」が多数含まれています。
- Einstein Copilot for Tableau
┗プラットフォーム全体で分析の効率を向上させるインテリジェントアシスタント
┗【Tableau Prep版】数式の自動作成とデータ準備の加速
┗【Tableau Catalog版】データソース、ワークブック、ダッシュボードなどのドキュメント化を効率化 - Data Cloud
┗メタデータの活用とAIによるデータ分析を可能にするData Cloudを開始 - Einstein(AI)Request credits
┗Tableau Cloudで生成AIのユースケースを開始 - Data Connect
┗オンプレミスとプライベートクラウドのデータへのアクセスをTableau Cloudで実現
これにより、企業はデータのインサイトを迅速かつ正確に得ることができ、意思決定をより効果的に行えるようになるでしょう。
Einstein Copilot for Tableau [Prep]
出典:Tableau公式『Einstein Copilot for Tableau: Accelerate Analysis with AI』
Einstein Copilot for Tableau [Prep]は、Tableau Plusに含まれるAI支援機能の一つで、Einstein Copilot(AI)がPrepの計算式を提案してくれる機能です。
Prepでデータ前処理を行う際、計算フィールドの書き方がわからない時はGoogle検索やTableau Helpで調べる必要がありました。
しかし、Einstein Copilot for Tableau [Prep]を使うと、ユーザーが行いたい処理を自然言語で入力するだけでEinstein Copilotが自動的に最適な計算フィールドを提案してくれます。
ワンクリックするだけで計算フィールドをPrepのフローに追加してくれますよ!
この機能により、データ準備作業時間が大幅に短縮され、データ分析作業に集中できるようになるでしょう。
まとめ
以上、Tableau2024.2の主な新機能について解説してきました。
個人的には、Viz Extensionsによって、今までどれだけ頑張っても上手く実現できなかった「サンキーダイアグラム」を簡単に作れるようになったことが一番嬉しかったです!
Tableauはアップデート頻度が年3回あり、これからもまだまだ新たな機能が追加されていくと思います。
Tableauの今後の新機能も非常に楽しみですね。
Tableauに置いていかれないように、皆さんも積極的に新機能のインプットをしていきましょう!
そして、これからTableauを使う仕事に就きたいと思っている人は、今すぐ転職エージェントに登録して「Tableauデータアナリスト」を目指しましょう!
データアナリストはフルリモートやフルフレックスなど働き方の自由度が高いので、主体的に行動していくのが好きな人にはピッタリの職種ですよ。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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