Tableauで日付型データのNULL値を空白にする方法【Tableauノウハウ】
Tableauユーザーの皆さん、こんにちは!
Tableauでクロス集計表を作成した時、空白セルが「NULL」と表示されてしまい見栄えが悪いと感じた経験はないでしょうか?
文字列型などであれば「別名の編集」ができるものの、日付型のデータは別名の編集ができないため、何とかしたいと思ったことのある人も多いと思います。
そこでこの記事では、日付型データのNULL値を空白にする方法をご紹介します。
- 日付型データのNULL値を空白にする方法を知りたい人
- Tableauの新たな技術の習得をしたい人
- 業務でTableauを使う「データアナリスト」という職種に興味がある人
この記事を参考に、Tableauで作成するクロス集計表の見栄えを良くしていきましょう!
Tableauのスキルを向上させる最も効率的な方法は、実務経験を積むことです。
そのため、スキルアップが見込める会社に転職をしてTableauに関する様々なプロジェクトを経験していくのがおすすめ。
事業会社よりも、データ分析のコンサルティング会社への転職の方がおすすめですよ!
一方、まずは独学でスキルアップしたいという人は、『Tableauによる最強・最速のデータ可視化テクニック』▼を1冊買って勉強しておくと良いでしょう。
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完成イメージ
完成イメージは上図のとおりです。
[オーダー日]に空白のセルがある場合、デフォルトでは「NULL」という文字が表示されてしまいますが、修正後は空白(何も表示されない)になっています。
Tableauで日付型データのNULL値を空白にする手順
それでは実際に、Tableauで日付型データのNULL値を空白にする方法を、順を追って解説していきます。
手順1:NULLが存在するデータソースを準備する
日付型のフィールドにNULLが存在するデータソースを準備します。
今回は、サンプルスーパーストアの上から20行のみを抽出し、[オーダー日]をランダムに空白に変更したものをデータソースとして使用します。
手順2:クロス集計表を作成する
[オーダー日]を含め、図のようにクロス集計表を作成します。
手順3:新しい計算フィールドを作成する
新しい計算フィールド(オーダー日(修正))を作成します。
★オーダー日(修正)
IFNULL(
STR(YEAR([オーダー日]))+’/’
+
(IF
LEN(STR(MONTH([オーダー日])))=2
THEN
STR(MONTH([オーダー日]))+’/’
ELSE
‘0’+STR(MONTH([オーダー日]))+’/’
END)
+
(IF
LEN(STR(DAY([オーダー日])))=2
THEN
STR(DAY([オーダー日]))
ELSE
‘0’+STR(DAY([オーダー日]))
END)
,”)
この計算式では、年・月・日を別々に抜き出し、それぞれに対して適切な修正を加えたうえで、最終的に文字列型で作成をしています。
また、月と日に対しては一桁(例:5月)と二桁(例:12月)で場合分けを行っており、一桁の時には最初に「0」を付けるようにしています。
なお、月や日が一桁の時に一桁のままにしたい場合は、代わりに以下▼の計算フィールドを作成しましょう!
★オーダー日(修正0落ち)
IIF(ISNULL([オーダー日]),”,
STR(DATEPART(‘year’,[オーダー日]))+’/’+
STR(DATEPART(‘month’,[オーダー日]))+’/’+
STR(DATEPART(‘day’,[オーダー日]))
)
手順4:[オーダー日]を置き換える
行シェルフにある[オーダー日]を[★オーダー日(修正)]に置き換えます。
以上で完成です!
[★オーダー日(修正)]と[★オーダー日(修正0落ち)]はどちらも、NULLの部分が空白になりました。
一方、2022/06/20などの「月・日が一桁の日付」については、
- [★オーダー日(修正)]:2022/06/20
- [★オーダー日(修正0落ち)]:2022/6/20
のように変わっていることがわかります。
まとめ
この記事では、Tableauで日付型データのNULL値を空白にする方法について詳しく説明しました。
手順に沿ってTableauを操作していくことで、初心者でも簡単に日付型データのNULL値を空白に変更できるようになるでしょう。
ぜひこの方法を活用して、Tableauで作成するクロス集計表の見栄えをより良くしましょう!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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